鼻毛処理は、最低限のエチケットといわれていますが、いくら処理しても放っておくことでだんだん伸びてきます。
一生はえてこないように鼻毛処理できたら、お手入れが大変楽になりますよね。
じつは、脇・VIOラインのように鼻毛も永久脱毛がおこなえるのです。
鼻毛脱毛ができるとはいえ、鼻内部は非常にデリケートな箇所なのでリスクが伴います。リスクを踏まえた上で、鼻毛脱毛をするかどうか検討するといいでしょう。
鼻毛の永久脱毛は、ごく一部の医療クリニックでしかおこなわれていません。脱毛サロンは、ワックス脱毛であれば取り扱っているところがあります。
鼻毛は永久脱毛できる?
鼻毛は医療レーザーで永久脱毛がおこなえます。5〜6回ほど脱毛をおこなえば、非常にお手入れが楽になります。
ただし、このような鼻毛脱毛をおこなっている医療クリニックは極わずかです。鼻の中は、粘膜の脱毛になるうえ、構造が複雑なのでリスクを伴う危険性があるからです。
また、鼻毛がなくなるメリットが得られますが、その反面もちろんデメリットもあります。これらを把握したうえで、鼻毛の永久脱毛をおこなうかを検討したほうがよいでしょう。
鼻毛脱毛は危険!?
鼻毛には、ホコリや雑菌の侵入を防ぐフィルターのような役割があります。そのため、処理をしすぎると下記のようなデメリットが生じます。
肺が汚れやすくなる
鼻毛にはホコリや雑菌を防ぐ役割があります。鼻毛がなくなることで、これらの異物が、気管や肺に入り込み呼吸器官が汚れてしまいます。最悪の場合、肺にカビが生えてしまうので、過度な処理をおこなわないように注意しましょう。
鼻水が垂れやすくなる
鼻毛がなくなることでホコリや雑菌が呼吸器官に入りやすくなり、この異物を外に流そうと鼻水が出やすくなります。また、毛には水分を吸収して蒸発させるスポンジのような役割があるのですが、処理してなくなることでダイレクトに鼻水が流れるようになります。「ティッシュが手放せない」そんな状態に陥るかもしれません。
嗅覚が鈍くなる
鼻の穴の中には「嗅毛」と呼ばれる臭いを識別する毛があります。この嗅毛で微粒子を脳に伝えているので、処理しすぎることでニオイに対する意識が鈍くなります。また、鼻をつまむと味がしなくなるように嗅覚は味覚にも関係してくるので、悪化するとご飯を食べても美味しいと感じなくなってしまいます。嗅覚障害に陥りかねないので気をつけましょう。
風邪をひきやすくなる
先にも説明があるように、鼻毛がなくなることでホコリ、雑菌、花粉などが気管に侵入しやすくなるため、免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。風邪を引きやすかったり、風邪の治りが悪かったりする人は、過度な鼻毛処理が原因かもしれません。
炎症が起きる
鼻毛を抜いてお手入れをすると、毛嚢炎、鼻せつなどの炎症が生じる場合があります。これらの炎症は、抜いた毛穴から雑菌が入り込むことが原因で起こります。最悪の場合、化膿して切開というケースもあるので気をつけましょう。
鼻の中はとてもデリケートな箇所です。正しい方法で安全に処理をおこないましょう。
鼻毛おすすめの処理方法は?
半数以上の人が鼻毛カッターやハサミを使用して、鼻毛の処理をおこなっています。費用がかからないことや手軽さが人気の理由のようです。
鼻毛カッター
手軽にさっとおこなえることから、鼻毛処理アイテムとしてカッターが人気です。鼻毛カッターは先端が丸くなっているので、鼻の中を傷つけてしまう心配がありません。価格も安い物ですと580円〜と非常にリーズナブルです。
鼻毛専用のはさみ
ハサミを使用して鼻のムダ毛を処理する方も多くいます。鼻毛切りハサミは、先端が尖っているものではなくて、丸くなっている小ぶりのものを選びましょう。大きすぎると使いづらいですし、尖っていると鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるのでハサミ選びは大切です。100円均一などでも販売しているので、鼻毛カッターより安く済みますし、メンテナンスの必要がないので使用しやすいです。
ワックス
ワックス脱毛をご存知でしょうか?脱毛専用のワックス剤をスティックに付けて、一気にムダ毛を抜く方法です。ご想像の通り、一気にムダ毛を抜くので痛みがありますが、根元からごっそり抜けるので3週間ほど効果が持続します。また、しっかり知識を持ったプロがおこなうので、粘膜まで傷つけてしまう心配がありません。
参考記事「ブラジリアンワックスの効果は?身体への影響とリスク」
鼻毛処理はどこまで大丈夫?
鼻毛処理は、鼻の中の手前〜1cmほどまでになります。鼻毛を処理しすぎてしまうと、上記で説明しているように異物が入り込みやすくなり、疾患や炎症を起こす危険性があるので注意しましょう。鼻毛のムダ毛処理を自分でおこなう場合は、パッと見てわからない程度までなら問題はありません。